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ゑすみ ◆S3/wIcSbzk さんのエリザベス女王杯、確定前分析

93 :ゑすみ ◆S3/wIcSbzk :2008/11/13(木) 21:28:53 ID:h6Q5wJcG0
なんか大変なことになっていますが、空気を読まずに・・・
以下、妄文駄文の垂れ流しですので、ヘタクソの見解なんかいらねえよ!3行以上読めねえよ!って人はNG推奨です^^
―――――――――――――――――――――――――――――
足立区さんと被るかもしれませんが
コース形態、ラップタイム、血統などから京都芝外2200Mというコースを紐解いてみたいと思います

結論からいきますと、この京都芝外回り2200Mは
「先に動いたら負け、一瞬のキレを持ち長く良い脚を使える馬が勝ち切れる」
コースであると考えます

順を追って検証(という名の後付けw)していきましょう

まずは、コース形態、それに伴うレースの流れについて

スタンド前のスタートから最初のコーナーである1角まで約400Mと比較的長くとられているため
隊列が決まりやすく、流れが落ち着きます
そのままゆったりと流れていき、バックストレッチ中間(1000M通過地点)から3角二分処までの300M強の上り坂(+4M)にさしかかると、さらにラップが落ちます
ここからが京都外回りの特徴で
残り800Mから、約400Mかけて上った坂を100M強で下り、さらに、3角から4角が緩い下り坂でフォルスストレートのようになっているため一気にペースが上がります
その勢いに加え、4角から直線が「角」に近い形なっていて、幅も十分にとられていることから、直線に入ったところで自然と馬群が広がり(車で猛スピードを出しながら角を曲がったら外に振られますよね)
ラスト直線400M、前詰まり等の不利が起きづらい追い比べ勝負、といった具合になります

簡潔にまとめますと
序盤、中盤だらだら→正味ラスト4Fのロングスパート合戦
といった感じでしょうか

ここで、前も後ろも前半楽してるんだから、前に付けている馬の方が有利なんじゃねえの?と思うかもしれませんが
「先行」と「先に動く」とでは意味が違いますよね
このコースの大きな特徴として「ラスト4Fのロングスパート」ということを挙げましたが
では、なぜ先に動いたら負けなのか

実際のレースをもとに検証していきましょう

94 :ゑすみ ◆S3/wIcSbzk :2008/11/13(木) 21:29:38 ID:h6Q5wJcG0
08/10/18 4回3日目 10R 鳴滝特別(1000万)
12.6-11.3-13-13.5-12.8-12.9-13.2-11-10.8-11.7-12(36.9-63.2-34.5)=2:14.8
1着 シルバーブレイズ(父タニノギムレット 母父サンデーサイレンス) 安藤勝己 3-3-2-3 34.3
3着 モンテクリスエス(父シンボリクリスエス) 福永祐一 11-10-10-10 33.6
ttp://jra.jp/JRADB/asx/2008/08/200804080310h.asx
―――――――――――――――――――――――
道中に13秒台が3つ入り、1000M通過が63.2のドスロー
残り800M坂の下り地点から一気にペースが上がり、教科書通りのロングスパート戦に
このレースで注目してもらいたいのが、1着シルバーブレイズと最後に差された2着アヴェンティーノとの位置関係です
4角では並走していた2頭ですが、直線前半では目測2馬身程アヴェンティーノが前に出ています
つまり、先に仕掛けたのがアヴェンティーノであるということです
この後は突き放す一方と思われて同馬でしたが、脚色が変らず、差は広がりません
ラスト200M、ここでギアを上げたのがシルバーブレイズで、一完歩一完歩しっかりと伸び、ゴール前できっちり差し切りました
ちなみに、緩い流れに痺れを切らしてか、5番手から3コーナーで一気に脚を使い先頭に立った武豊のエイシンテンリューは、
直線に入ったところで早くも脚色が鈍り、6着に終わりました

08/10/25 4回5日目 10R 古都S(1600万)
12.7-11.5-12.7-12.8-12.6-12.5-13.1-12.1-10.9-11.7-11.5(36.9-62.3-34.1)
1着 キングアーサー(父サンデーサイレンス) 安藤勝己 11-11-10-10 33.3
3着 メトロシュタイン(父スエヒロコマンダー) 四位洋文 9-9-7-7 33.8
ttp://jra.jp/JRADB/asx/2008/08/200804080510h.asx
―――――――――――――――――――――――
このレースもスローからラスト4Fが速くなりました
勝ち馬の追い出しのタイミングに注目です
4角で各馬手が動いているのに対して、キングアーサーのアンカツは持ったまま
直線に入って進路を確保してからようやく追い出すと、先に動きバテ始めた先行勢とは次元の違う末脚を繰り出し一気の差し切り勝ちを収めました

95 :ゑすみ ◆S3/wIcSbzk :2008/11/13(木) 21:30:27 ID:h6Q5wJcG0
上の成績のところに血統と騎手を書いたのには、もちろん訳があります
まずは騎手
これは調べているうちに偶然発見したのですが、このコース、アンカツの成績が良いんですよね
今年2200Mで行われた全10レースの内7鞍に騎乗して、【3-0-1-2-1-0】と掲示板を外していません
これはこのコースのコツを掴んでいると捉えていいのではないでしょうか(騎乗馬の質が高い?1番人気を2回飛ばしてる?(∩゚д゚)アーアーきこえなーい)
そういえば、と思い、過去の週刊競馬ブックを引っ張り出してみたら・・・あっ、ありました
前出の鳴滝特別をシルバーブレイズで勝った時のコメントです

「スローだったが、折り合いはスムーズ。早めに先頭には立ちたくなかったから、誰かが動くだろうと思って我慢した
思惑通り武豊が動いてくれたし、前を見ながら上手くレースができたね」(※怒られるかもしれないので、ちょいちょい改変しています)

これはもう決定的と言っていいのではないでしょうか
「先に動いたら負け」
4Fのロングスパート戦は、底力が問われるタフなレース
ということが

96 :ゑすみ ◆S3/wIcSbzk :2008/11/13(木) 21:31:28 ID:h6Q5wJcG0
そして血統ですが、これは冒頭に挙げた勝ち切れる馬の特徴「一瞬のキレを持ち長く良い脚を使える」と関係しています
このことは文章でウダウダ書くより一覧にした方が分かりやすいと思うので、こんなのをつくってみました↓↓↓
ttp://umaroda.jpn.org/cgi/up/img/umaroda6794.jpg

これは今年行われた京都2200Mの勝ち馬の簡単な血統です
御覧の通り、重馬場だった4歳500万を除いた全ての馬がサンデーの血を持っています
さらに言えば、もう片方にはBlanndford、RobertoやNijinskyといったスタミナ型血統
持続型のGrey Sovereign(というよりトニービン)、Nureyevが入っています
ちなみに、ロードアンセムの母父KrisはNative Dancer系ですが、その父Sharpen Upは欧州の重厚なスタミナ血統です(Krisはネオユニヴァースの母父でもあります)

もう一つ見てもらいたいのが、>>94のレスの成績表の3着馬の位置取りと血統です
鳴滝特別3着のモンテクリスエスは、勝負処でズブさをみせ、最速の上りで猛追するも届かずのレース
父は、キレないバテないのシンボリクリスエス、母父はND系ラストタイクーンで、サンデーの血は入っていません
古都Sのメトロシュタインも、4角で四位が手綱をしごいているにもかかわらず、反応を見せず置いていかれ、やっとエンジンがかかった頃には時すでに遅し、3着が精一杯でした
父は、持続型Lyphard系スエヒロコマンダー、母父はGrey Sovereign系で、これもまたサンデーは入っていません

つまり、
「底力が問われるコースであるため、スタミナや持続力の血統的な裏付けが必要だが
突き抜けるにはそれだけでなくサンデーの瞬発力、余裕を持って追い出せる一瞬のキレがなければならない」
とコジ付け・・・いえ、考えることができるでしょう

以上から結論として
1)位置取りにかかわらず、「受け」の競馬ができる馬
2)持続型、スタミナ型の血統構成で、なおかつサンデーサイレンスの血を持っている馬
この2つの条件を満たした馬に◎を打ちたいと思います

おわり!

元スレ http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/keiba/122572130/93-96
     
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